インドに帰ったモヒンダーは、父親の違灰を海に流します。あんな綺麗な海なら、暗い墓の中に埋められるよりもずっといいな~と思ってみたり。
そうそう、モヒンダーはチェンナイ大学の先生だったんですよね。忘れるところでした。
元彼女(?)のミラが現れ、モヒンダーに父親の研究を捨てて、自分の会社に来ないかと誘いをかけてきます。
ニューヨークを去っても、モヒンダーはまだ踏ん切りがついていないようで。
イーデンはアイザックの面倒をまめまめしく見ています。モヒンダー < アイザックなのね…。
テキサス州のダイナーにて。ウェイトレスのチャーリーという女性が、最近異常に記憶力がいいの~とお客として来ている警察官たちに話かけています。カメラが店の奥にぐるっと回ると、そこにはヒロとアンドウ君の姿が!!
どうやらアンドウ君はアメリカ食のボリュームにげんなりしている様子。確かに山盛りフライドポテトにはうんざりさせられます…。あんなに食べるから太るんだよ~と叫びたくなります。そこへチャーリーが注文を取りに来ました。ヒロのジャケットに『場違い』と書かれているのが、気になって仕方が無いチャーリー。うわー、めっちゃ可愛いんですけど。誕生日に日本のことわざ辞典をプレゼントされ、異常な速さで覚えてしまったそうです。
うーむ、なんてマニアックなプレゼントなのかしら。ヒロにとっても、話のきっかけが出来て、とても嬉しそう。
日本においでよ~って、ヒロ可愛いんですけど(苦笑)
そんなヒロたちを、窓際のテーブルに座り、じっと見つめるフード姿の怪しい男。左手に嵌めている時計は、文字盤にひびが入っています。あ、手を使わずにマグカップを動かしました。この人も、能力があるんだ。
マットはオードリーに、一時間以内にテッドが自白しないと、彼はテロリスト扱いされ、手が届かない所に連れ去れてしまうと教えられます。でもマットの能力は、思いのままにならないから…。しかも、奥さんの浮気を心ならずも知ってしまい、かなりまいってもいます。
「仕事していて、理解できないことなんてなかったのに」
オードリーの溜息も、もっともなこと。
テッドも能力を制御出来ず、感情が高ぶると、放射能が体から発せられてしまいます。
あのバッジ、なんの役にも立っていないような…。
そして、テッドとマットに共通点があると分かったのですが。
酒場で酒を飲み、気を失ったこと。数日間の記憶がないこと。頭痛が頻発していること。
教授風の中年男性と、スキンヘッドのハイチ人の男がいたこと。
なぜハイチ人だと分かる?!ちなみに、このハイチ人とニキの旦那D.L.をごっちゃにしてました。
うう恥ずかしい~(汗)
モヒンダーの夢。
父親のアメリカ行きに反対したこと。父親は母親に相談し、母親はアメリカ行きを認めたこと。
「モヒンダーは、あの子の代わりにはなれない」
母親の言ったあの子とは。
足元に転がって来たサッカーボール。あの少年は。
オデッサのプリマテック製紙工場。ここでクレアの父、ノアは働いているんですねえ。そして、アイザックがイーデンに連れられてきた場所もここでした。アイザックは一度も外に出てないってことか。ドラッグを抜くために、死ぬほどの苦しむを味わい続けています。アイザックは、素面だと絵が描けないようで…。
ノアは、アイザックが描いたチアリーダーは自分の娘のクレアで、明日のホームカミングデー殺されると打明けます。なんだ、犯人がサイラーだと分かってるんだったら、ノアが助ければいいのに…。
ヒロがトイレに立ちます。あの窓側の席にいた男も消えました。
缶詰を開けていたチャーリーが物音に気づき、周囲を見渡します。誰もいない。と、鈍い音がして、チャーリーの額に一筋の血が。膝の力が抜け、床に崩れ落ちます。
本当に一瞬の出来事。
これがサイラーの殺し方なら、ノアには止められない。だから、アイザックに助けを求めたのね。でもそのやり方は、足を洗おうとしたアイザックに、再びドラッグを使わせるはめに。イーデンにそれを勧めさせるなんて、やり方がえげつないですわ。
ノアはアイザックに、能力者たちをモニタリングしていると説明します。十四年前に起きた事件で幼い女の子が一人ぼっちになってしまったと。それがクレアなのでしょう。この前来たクレアの両親て、偽物ってことでしょうね。
モヒンダーは母親に夢のことを話し、真実を聞き出そうとします。
「あの子の代わりにはなれない」
モヒンダーにはシャンティという姉がいたのです。五つで亡くなり、その時モヒンダーは二歳。物心付く前の事だから、知らなかったのですね。
「なぜ教えてくれなかった」
姉の死が辛くて、言えなかったのです。
「あれは本当に特別な子だった」
父親の机の引出しを、あの少年が開けようと必死になっています。モヒンダーに咎められると、走って逃げ出します。後を追うモヒンダー。
ドアを開けるとそこは、マンハッタンの裏道。
父親がタクシーを止め、背後から何者かの手が伸びてきて、首を締め付けます。
モヒンダーが助けようと、フロントガラスを叩いても間に合いません。犯人の左手に嵌められた腕時計は、ヒロたちを見つめていた男と同じ物。サイラーがモヒンダーの父親も殺したのです。
でもモヒンダーは、その事を知らない。
なぜ、少年はモヒンダーにこれを見せたのか。少年は近寄ると、小さな鍵をモヒンダーに手渡します。
モヒンダーは目を覚ますと、慌てて手帳をめくります。あの鍵が出て来ました。引き出しの鍵穴に、ぴったりとはまります。かちり。一見、引き出しの中は空っぽに見えますが、奥の方にファイルが挟まっていました。
ファイルの名前は、サンジョグ・ライアー。あの少年のものでした。
一体何者なのか…。
チャーリーの殺され方は、ヒロが未来で見たアイザックの殺され方と同じでした。
ヒロは過去に戻って、チャーリーを助けるつもりです。アンドウ君は大反対。犯人がヒロの能力に気づいたら、ヒロの命も危ないと。でも、ここでやらなきゃ、なんのための能力なのか。ヒロがんばれ!!
「目をつぶって、五つ数える間に戻ってくるから…」
むむむ…ヒロの姿が消えました。
アンドウ君が目を開けると、目の前にヒロはいません。
警察の人々もいます。事件は起こったまま。壁に飾ってあるチャーリーとヒロの写真。ヒロはいまにも泣き出しそうな顔。ああ、止められなかったんだ。だから泣きそうなんだね。チャーリーが出勤するのを止められなかった。
アイザックは、ヒロとアンドウ君がホームカミングデーにやって来る絵を描いていたから、ヒロは無事なんだと思うけど…。何処に行っちゃったんだろう。
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