LOST2 #1 闇の底(ネタバレあり)
LOSTらしからぬ爽やかな始まりです。気持ちの良い朝。目覚ましを止めて、レコードをかける。しかし突如として警報装置が鳴り出す。慌てて銃を手に取り、進入経路に仕掛けてある鏡を覗き込む。その先には…
ロックとジャックはようやく開いたハッチを覗き込んでいる。ロックが石を落としてみると、底には水溜りがあり十から十五メートルぐらいの深さがありそうだ。ハーリーが4 8 15 16 23 42と数字を叫びながら、ハッチが開くのを止めようとしても無駄だった。
ロックとケイトは下りたがるけれど、ハーリーは怖がっているし、ジャックは何が待ち受けているか分からないので二人の意見には反対する。
ウォルトから犬のビンセントを預かったシャノン。ビンセントの姿が見えなくなったので、シャノンはサイードと共に捜しに森の中へと入っていく。暗い森の中でビンセントの吠える声がする。サイードが姿を見つけて、どんどん先へと行ってしまう。シャノンは必死に追いかけるが、迷ってしまい、何かにつまずいて転んでしまった。何かが囁く声が聞こえてくる。怯えるシャノン。すると、目の前にずぶ濡れになったウォルトの姿が。マイケルたちとボートに乗って海原へと助けを求めに行ったはずなのに。ウォルトは何かつぶやいている。聞き取れないシャノンが話し掛けるが、「静かにしないとだめだ」とウォルトは小声でたしなめる。
その時、サイードの声がした。シャノンがウォルトからサイードの方向へと視線を移した一瞬に、ウォルトの姿は消えてしまっていた。
シーズン1の最後でウォルトは、「他の者たち」と思われる人たちに攫われてしまいました。
父親のマイケル、ジン、ソーヤーは一体どうなったのか。そして、ウォルトはどうやってシャノンの前に姿を現したのか。
ジャックはハーリーが叫んでいた数字のことが気になり、理由を聞き出す。ハーリーが長くなる話だし、精神病院に入院していたこともあるので自分がおかしいと思われるのが嫌だから、話したくないと言う。
しかし、ジャックは無理やり聞き出した上で、気のせい扱い。だからハーリーは話たくなかったのに。
洞窟の皆は、シャノンが森の中で体験したことを聞いて、恐怖に怯えている。チャーリーはそんなの嘘だと言って相手にしない。そこへジャックたちが帰ってきた。ジャックは皆を安心させるために、今晩はもう何処へも行かない、一緒に過ごそうと宣言する。しかしロックはケーブルを持ち出して、ハッチへ向かうという。頑固です(苦笑)折角、ジャックが皆に熱く語っていたのに。台無しです。輪を乱してます。
落ち込むジャックにケイトは「あなたがいて良かった」と励ます。でもケイトはハッチへと向かう気だ。
ロック独りでは行かせられないと。
ジャックの回想。
ジャックの結婚した女性サラとの出会いが語られます。サラは交通事故を起して、ジャックの病院へと運ばれてきた。衝突した相手の運転手は死亡。サラも脊髄を痛め、一生歩けないとジャックは説明する。
冷静に病状を説明するジャックに、父親は希望を抱かせなければだめだと諭す。例え1パーセントの可能性であっても、患者はそれを信じたいのだと。ジャックは父親の意見を聞かず、あくまでも真実を話すと突き放す。
サラは婚約中で八ヶ月後には挙式の予定だった。しかし婚約者は、サラとのHのことしか考えていないような男。ジャックは手術で歩けるようにすると、サラに約束する。決して叶う事のない約束。手術は失敗に終わる。
自責の念に駆られたジャックは、スタジアムの階段全てを走って、嫌なことを忘れようとする。
同じように走っていた男性と競うようにして、ジャックは足を捻ってしまう。その男性はジャックの異常に気付き、ジャックの介抱を申し出る。その男性、デズモンドは医者になる道を諦め、今は世界一周にチャレンジをするつもりだと語る。
世界一周ってことは船か何か。
ひょっとしてこの人…と思ったら、やはり最後の最後で登場です。冒頭に出てきた男性。それがデズモンドだった。ジャックのことを「兄弟」と呼ぶ男。なんだかえらい汚くなってます。何が彼を変えたのだろう。
これがロックの言う「運命」なのか。
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