ベンは虫の息ながらも、生きています。脱走の警報を聞き後を追ったジンが、地面に倒れ付しているベンを発見しました。
ジュリエットの診療所に慌てて駆け込みますが、外科医ではないため手に負えないでいます。
ここでジャック先生登場かと思ったら、あっさりと拒否。一度助けているのだし、生きるなら生きる、死ぬなら死ぬと傍観を決め込んでいます。ジュリエットもケイトもまだ子どものベンには、冷たくすることはできず。
ベンの父親ロジャー・ライナスも、瀕死のわが子を見て悲嘆にくれています。子どもはいるか、と聞かれ苦しそうに“いない”と応えるケイト。
今回はケイトについてのエピソードです。
島を脱出した後、ソーヤーの元恋人キャンディとその娘クレメンタインに会いに行ったケイト。
キャンディは女の勘で、ずばりと核心を言い当てていきます。彼女の話を聞いていると、ケイトはソーヤーに捨てられて悲しんでるってことになります。うーん、やはりジャックとの間でまだ揺れ動いているのかなあ。ソーヤーはジュリエットのために、ベンを助けると言い切ったときにも複雑な表情を見せていましたし。
子どもの母親でもあるキャンディは、ケイトが自分自信の寂しさを埋めるためにアーロンを手元に置いているのだと、さらりと言い捨てました。女って怖いわ、笑。
ケイトはクレアの母、アーロンの祖母に真実を打明け、島へと来たのでした。クレアを探すために。ジェイコブの小屋から姿を消した後、まったく見かけてないですものねえ。
なぜ未来のベンジャミン・ライナスは、サイードのことを覚えていなかったか。
答え、大人の事情。
それではすまされないので、ジャックが匙を投げたベンはリチャードたちしか救えないという設定になりました。
彼らが引き取れば命は助かるが、今日のことは全て忘れ、純真さを失い、“他のものたち”の仲間になる。
結局サイードが未来のベンジャミン・ライナスの人格構成を手伝ったと言う、皮肉な結果となってしまうのでした。
リチャードがなんだかとっても嫌そうに見えました。
未来のベンが目を覚ますと、目の前に殺したはずのジョンの笑顔が。
どんな悪夢よりも怖いです・・・
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