
国立科学博物館で6月18日まで開催中の"世界遺産ナスカ展"に行ってきました。
上野駅公園口改札でチケットを販売しているので、購入してから向かいました。
本館が工事中で外観はよく見えず。小学校の団体見学とかでよく行っていたので、なんとなく寂しい感じです。
チケット売り場には行列が出来ていました。
上の写真は、青いカーネーション。母の日特集で飾られていました。
青い品種を作るのって大変だそうで。"Blue Rose"が"不可能"を意味するぐらい。ああ"ツイン・ピークス"懐かしいなぁ。
会場内は人人人!!
家族連れも多かったです。カップルもねー。
ナスカの人々の日常生活における道具類のデザイン、イラストが可愛いのです。
描かれた人物は三頭身で線が太く、色彩も赤や黄色、茶色といった土っぽい感じなので、愛嬌があるんです。青や緑といった色はあまり使用されていません。
外科手術跡のある頭蓋骨や、黒目の残ったままのこどものミイラなど、他にお客さんがいなかったら見ていて怖いものもあります。そのガラスケースの前は、人だかりが途切れてました。
女性のミイラで、両手で顔を覆い苦悶の表情を浮かべ、足の指は痛みに耐えているかのようにぎゅっと力が入っているものがありました。頭蓋骨には切開した跡があります。どんな目的でミイラになったのかは不明のようですが、来世での再生を望むためのミイラ化ではないように感じられました。それこそ"呪怨"といった雰囲気。
儀礼目的で使用された敵の首級(トロフィー)、ようは生首のミイラなのですが、それが赤い布のようなものが被せられていてまるで"パイレーツ・オブ・カリビアン"のポスターなどに使用されている髑髏そっくり。
一緒に行った友達が"なんだかやたらと目が合う(泣)"と怯えてました・・。
夜に骸骨の夢でも見そうだねー、なんて言ってたのに全くそんなことなかったです・・。
でも首級と豊穣のイメージが一緒に扱われているのは不思議な感じがしました。
死から生へと循環していくからだそうで。メキシコの骸骨のお祭りもなんだか、明るいものね。
最後にナスカの地上絵を巨大スクリーンで見られるのですが、地上絵が意外に薄いというかはっきりしてないので前の方で見た方が良いかもしれません。ただ全編CGなので、なんだか乗り物に酔った気分になります。
チケットで常設展(新館)も見られます。
こちらも骨をたくさん見ました。こうもりの標本を出してきてもらったり。面白かったです。
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