カナルハウスを利用した聖書の博物館です。チケット売り場のおじさんが親切だったのが印象的。
まずエレベーターで最上階に上がり、階段で下りていきます。カナルハウス特有の急な階段を下りるときに、綺麗な青色の手すりが目に入ります。目が回るのがたまにキズ(笑)
英語のパンフレットにはカナルハウスの歴史と、それぞれの展示室が紹介されています。予備知識がもっとあれば、見所満載なんだろうなと後悔。
ガラスケースの中にあったミイラの生首に驚き、なんでこんなのがあるのかなと不思議でした。夜間巡回はしたくない感じ・・・。
聖書にはイスラエルの族長ヤコブとヨセフの死後に、遺体を保存するためイラ化されたという記述があり、そのためにミイラが展示されているそうです。説明文がないと、聖書と結びつかずに謎が深まるばかりだなあ。
他にもエジプトの石像や、ミイラ化する過程で抜き出した臓物を入れる壺などもありました。
エクソダスを再現する機械仕掛けのミニチュアがあったのですが、なぜだかボタンを押すことをためらってしまいました。
部屋に自分しかいなかったので、人形だけがにぎやかに動いてるのも寂しいものです。
特別展用のギャラリーは、準備中だったり閉鎖されてました。

1階にあるヤコブ・デ・ウィットの部屋は、日当たりがよく居心地のいい雰囲気です。天井が高く開放感もあります。
暖炉の近くに鏡が置いてあったので、これは天井画を見逃すなってことなのかと。ヤコブ・デ・ウィットのアムステルダムにおける初の天井画だそうです。
透視図法により画面に奥行きが出て、目線が更に上がるため浮遊感が得られます。こちらも重力を感じずに、ふらふらと手元の鏡を通して絵画鑑賞。他にお客さんがいたらぶつかってます。
カナルハウスめぐりをしていると、台所は台所として残っているのが面白いなあと。
半地下の部屋で、窓から行き交う人の足元だけが見えるんですよね。昔の平均身長は現在よりも低いため、洗い場などが低くなっています。日本人には丁度いい高さですけどね。
中庭は聖書のエピソードを表現しているそうです。日本のお寺にある庭園みたいな感じですかね。それぞれに意味があると。池にある飛び石は、モーセが海を割ってみせた紅海横断を意味しているそうです。なんだか渡ったらバチが当たりそう。
庭園を望む部屋は休憩室も兼ねていて、自動販売機で珈琲や紅茶を買うことが出来ます。休憩に来たスタッフさんが、お茶を買っていったので、私も真似してカフェオレで一服。窓の下にベンチにはクッションが幾つも置いてあり、このまま眠ってしまいたい衝動に駆られました。
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