以下の文章ではLOST2に関するネタバレを含みます。
ご注意ください。
LOST2 #14 捕らえられた男
ダニエルがサイードの元を訪れてきた。見せたいものがあると言う。
それは罠にかかった男だった。中年で中肉中背、サイードよりも肉体的に劣っているように見える。ダニエルは他の者たちの仲間だと説明する。何処に証拠があるのだと、サイードは罠からその男を出してやった。走り出した男の背中を、ダニエルは弓矢で射抜いた。幸いにも致命傷には至らなかったが、肩を貫通している。話を聞き出すのがあなたの仕事でしょう、と男をサイードに託してダニエルは立ち去ってしまった。早くジャックに傷の手当てをしてもらわなければ、男は出血多量で亡くなってしまうかもしれない。サイードは男の体を担ぎ上げた。
ビーチで昼寝をしようとしていたソーヤーは、蛙の鳴き声に邪魔されて、熟睡できないでいます。
諸悪の根源を断ち切ろうとしたソーヤーは、漁に出ようとしていたジンに出くわします。一緒に蛙捕りに行かないかと声をかけても、あっさり無視されてしまいます。
渋々独りで森の中を歩いて行くと、こっそり盗み食いをしているハーリーに遭遇。なんだか人の弱みばかり握っていくような気がするのですが。ハーリーを仲間にしたソーヤーは、とうとう蛙を発見。ハーリーが気を利かせて、どこか離れた場所に捨ててこようかとの提案を無視して、ソーヤーは蛙を握り潰してしまう。ああ(泣)可哀想な蛙…。しかもハーリーをハム扱い。この前はマシュマロマンだったのに。
サイードはハッチに男を連れてきた。ジャックもその場にいて、治療を始める。ジョンは何事があったのかと、サイードに尋ねる。他の者たちの仲間だ、と説明するサイード。鍵のかかる倉庫に男を閉じ込めて尋問がしたいのだが、ジャックに邪魔をされると困る。だから、鍵の暗証番号をロックに変更して欲しい。ロックは短時間で暗証番号を変更することに成功した。ジャックの気をそらし、サイードは男を連れ、倉庫の中に無事に入り込めた。イラクで情報部にいたサイードは、拷問してまでも相手から必要な情報を聞き出す技に長けていた。
男は四ヶ月前に奥さんと一緒に気球で旅をしていた所を、事故に遭いこの島に墜落したのだと話をする。
愛する者を失う苦しみを乗り越えられていないサイードは、男の話に疑いを持つ。病気で亡くなった奥さんを埋めた時の記憶が、全くないという。そんなことは有り得ない。ついこの前シャノンの遺体を埋めたサイードには、穴を掘る動作の一つ一つを忘れられないのだと。
サイードの回想。
サイードは通訳として、イラクに駐在するアメリカ軍の手伝いをしていた。軍のパイロットが捕らわれていて、救い出さなければならない。あるイラク人の男から話を聞き出すように命令が下される。
その男は、サイードの親戚が住む町の市場にサリンを仕掛けて、何十人もの命を奪っていた。
イラク人の男は、アメリカ軍に協力するサイードを詰る。しかし、サイードは自分の手が相手の血にまみれるほどの拷問をすることで情報を聞き出すことに成功する。
パイロットはすでに処刑されていた。埋められた場所へと向かう車の中でサイードに話し掛けた男の人、持っていた写真に写っていたのはケイトだったような。確かケイトの父親は軍人だったはず。まさかこんな所で。
サイードはチャーリーに今日行ったことを話した。チャーリーはなぜ自分に話すのかと不思議がる。
チャーリーになら、奴等を憎む気持ちが分かってもらえるから。だからサイードは話をしたのでしょう。
ただあの男が他の者たちか否かはまだはっきり分かっていないのですが。
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