以下の文章ではCSI:マイアミ4に関するネタバレを含みます。
ご注意ください。
CSI:4 #18実験殺人
遺体が見つかっていない殺人事件、果して夫のスティーブンに有罪判決は下るのか。
夫は浮気をしていた。定職もなかったので、離婚して慰謝料を払うよりは、殺してしまった方が早かったのでは、と検察は詰め寄る。しかも失踪の三日後に通報し、部屋からは四本ものダンベルが無くなっていた。陪審員たちは、証拠不十分として無罪を宣告する。入れ違いに被害者でスティーブンの妻メリッサの遺体が、漁師によって湖から引き上げられた。しかし、無罪となった今となってはダブルジョパディ、つまりメリッサ殺害の罪で逮捕することはできない。ホレイショたちは、チーム一丸となって立ち上がる。
メリッサの遺体は腐敗が酷く進行していた。アレックスは、冷房をかなり利かせて解剖にあたる。そうでないと、腐敗がますます酷くなるのだ。
あ、アレックス髪型変わりましたね。この前一大事を乗り越えたから、気分転換なのかしら。
父親はメリッサの遺体を見たがったけど、ホレイショは引き止めます。彼女が生きていたころを覚えていようと。きっとメリッサにしても自分の醜くなってしまった姿を、父親に見られるのは嫌だったでしょう。
メリッサは指が切断されていた。そしてストッキングをはいていた。常夏のマイアミではストッキングをはかないようなんです。骨のあとはスティーブンのナイフを一致。しかし、その刃先は欠けていた。なぜ切れ味の悪いナイフで殺害したのか、そして刃先はどこへ。
遺体が上がったことで、ホレイショとトリップはスティーブンの家を訪れます。っか、元浮気相手アリソンの両親が買って上げた豪邸だけど。しかもケイン呼び捨てにしたよ!!無罪と無実は違う、とホレイショは言い残して去っていきます。
ウルフは、スティーブンのパソコンから消去されたファイルの復元に成功する。スティーブンは白人至上主義だったのだ。メリッサの母親は有色人種で、父親とは駆け落ちして結婚したのだった。メリッサの結婚後にそれを知ったスティーブンは自分の子が混血となることが、許せなかった。ホレイショはこの点を重要視し、FBIに届け出をする。
証拠を見ていくと、メリッサの前にもう一人殺害されているようだった。しかし、何も手がかりはない。ホレイショはウルフにがんばるようにと指示を出します。メリッサの事実をスティーブンが知った日から、殺害された日までの間に殺害された女性をリストアップ。そして、その周辺でスティーブンがクレジットカードを使用した場所を重ね合わせると、それらしい人物デブラが該当した。しかし、その事件ではすでに別の被疑者が拘束されていた。カリーとウルフはデブラの遺体を掘り起こして、ナイフの跡と一致するか確かめる。しかし、スティーブンの犯行ではなく、真犯人が分かっただけだった。どうやら、スティーブンはデブラが殺害された記事を読んで、殺害の手口を真似たようである。新聞記事には、デブラの指が切断されていたとあるが、実際はされていなかった。メリッサの指が切断されたのは、記事を真似た証になる。
スティーブンの元ルームエメイトを訪ねると、テレサ・バートンという女性が行方不明になっていたと分かる。
メリッサの父親デヴィッドは、スティーブンを殺害しようと家に忍び込み、アリソンが殴られたいたのを見つけ、嫌がる彼女を無理やり自宅へと連れてきていた。
このデヴィッドさん、確かベガスでグリッソムと犬猿の仲だった保安官そっくりだなあと思ったら、ドンピシャでした。ホレイショは、それは誘拐になってしまう、娘のメリッサと同じで本人の責任になるのだから、と説得をする。
殴られてもメリッサはスティーブンの元に帰りたいという。
スティーブンの第一の殺人の被害者、テレサ・バートンの遺体は見つからない。拘留しておくにも限度がある。
ウルフは、新聞記事から遺体を捨てた場所を推測する。しかしそのシルマー湖は、水を抜かれ、ごみを埋め立てる場所へと変貌していた。デルコとウルフは、地盤に何が埋まっているかを調べる装置を用いて、テレサの遺体を発見した。
メリッサの遺体にストッキングをはかせたのは誰か。マイアミでストッキングをはくのは、娼婦か余所から来た人ぐらいのもの。アリソンは、マイアミ出身ではなかった。彼女がスティーブンと一緒になるために、メリッサを殺害したのだった。スティーブンはテレサを殺害したことで、怖気づいていた。それで、アリソンが犯行に及んだのだ。刃先が欠けたナイフでめった刺しにして。
差別や苦しみは人を苦しめるだけだ、というホレイショの一言が悲しく響きます。
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