以下の文章ではNumb3rsに関するネタバレを含みます。
ご注意ください。
Numb3rs #12 未確認飛行物体
ロサンゼルス上空に未確認飛行物体が目撃され、ドンたちFBIが捜査に乗り出す。
チャーリーの航路予想では市内中心の北部に現れるはずだったが、姿を消してしまった。
謎の空中事象はレーダーに映らない。金属製でなければ、レーダーに探知されないのだ。
捜査を続けるうちに、空中事象は1939年に開発された垂直離着陸機だと分かった。
開発者の一人、レイン・ゴズネルは歴史に名を残すなら、手段を選ばないという評判の男だった。
ドンとデヴィッドがゴズネルの自宅を訪れるが、彼の姿はなかった。息子のブレイクは父親の研究を知っていて、今回の騒動についても、身内としてかばう姿勢を見せる。そして、ゴズネルの研究はドイツの投資会社に売られていた。その技術が敵対国に渡れば、軍事利用される可能性が大きい。利用されたら大変なことになる。実際に被害者が出ていたかもしれない。開発に利用していた納屋にもゴズネルの姿はなく、離着陸機が飛び立ったあとの燃えかすがあるのみだった。
携帯に連絡が入り、ドンたちは現場に急行する。
ゴズネルは遺体となって発見された。誰かが墜落するように細工をしたあとがある。
サーボを改良するために、善意でやった細工が結果としてゴズネルを死に追いやってしまったのだった。
このことに気が付いたのはチャーリー。悪意を持ったものでない、と気付くのは彼らしいです。
今回、チャーリーは父親に初めてゴルフに誘われました。
計算できても、実際にやるのとは訳が違うと実感できたようです。はっきり言ってへたっぴ…。
ポイントはリズムだ、と一生懸命に教わります。
最後にはドンも一緒に、三人でまわります。チャーリーは、父親のお下がりの木製ゴルフセットで回ることに。
ゴズネル親子とエプス親子、対照的な親子関係かもしれません。
エプス親子も、チャーリーがドンの仕事を手伝うようになってから、ようやく打ち解けてきた面が多々あるようです。
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Numb3rs #13 脱走犯の追跡(シーズン1最終回)
囚人護送車が追突事故を起した。保安官が射殺され、二人の囚人がこれを機にとばかり脱走を図る。
ドンは脱走犯回収の仕事で、以前に組んだことのあるクーパーと、再び仕事をすることに。
普段はリーダーとして皆を率いていく立場のドンですが、クーパーと一緒だと気心のしれた相棒という感じで仕事をするのもどこかしら楽しそうです。
脱走したのは、放火の罪で服役中のウィリアムズと、麻薬密売と殺人で仮釈放なしの終身刑のマクダウド。
FBIだけでなく、麻薬捜査官も登場です。どちらが先にマクダウドを見つけ出すのか。
麻薬捜査官のリードは、マクダウドをFBIに横取りされ、死刑にできなかったことを根に持っている様子。
チャーリーによるとマルコフ連鎖によって、平台トラックがスピードを落としたことが原因で衝突が起きたという。
チャーリーの説明を聞くクーパーが、何を言っているんだかさっぱり分からない、という表情でドンに助けを求める視線を送る様子が可愛いです。両手を挙げて同意します。
脱走犯回収の仕事として、まず犯人の家族や恋人を監視することが重要です。
そういえば、「プリズン・ブレイク」も同じだなあ…。
ウィリアムズは、まんまと恋人の家に現れたところを逮捕されてしまいます。
ウィリアムズの話によると、マクダウドは殺したい奴がいるから脱走をした。
マクダウドを刑務所に入ることになった、殺人の目撃証言をした女性の命が狙われている。
ドンは女性に会いに行きますが、証人保護プログラムによって命が守られても、時間を無駄にしてしまうのが嫌だ、と反対されてしまいます。女性の仕事はドクターなので、患者から離れられないのです。
自宅と職場の二ヶ所に警備をつけることで、両者は妥協をしました。
チャーリーはマクダウドの目撃情報を、地図上に印を付けて表し、次に現れると予測される場所を割り出していた。しかし、同じ時間に異なる場所で目撃されていることが度々ある。
ラリー教授は、量子論ならばありえることだと一人で納得していますが。
チャーリーは善意の通報によって、何箇所でも目撃されているのだと突き止める。
不要な情報を除いていくと、地図上に中国系の犯罪グループを追っているかのような同心円が浮かび上がってくる。マクダウドは中国系の犯罪グループのリーダー、チョイを狙っているのだった。
ドンたちはグループのアジトへと急行する。しかし、時すでに遅し。
チョイは麻薬売買の情報を警察に流す、犬の役目を果たしていた。
麻薬捜査官のリードが、汚職がばれるのを恐れて、マクダウドにチョイを殺させたのだった。
リードはデリから出てきたところを、ドンとクーパーによって逮捕された。
ドンはクーパーに、自分のいる部署にやって来ないかと誘いをかけます。しかし、クーパーはあの手錠をかける瞬間がたまらないのだと、誘いを断ってしまいます。
逆にクーパーがドンに戻ってこないかと誘いをかけますが、家族と離れるのは辛いと断ります。
父親にも、また昔の仕事に戻ったのかと叱責されてたしね。
これで第一シーズンは終わりです。次回に続く、みたいな終わり方でなくて良かった…。
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