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海外ドラマ(CSIシリーズ、LOST、HEROES/ヒーローズ、アグリー・ベティ等)のネタバレ感想をメインとしています。
28 . April
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23 . July
シアターコクーンにて『道元の冒険』を観劇してきました。
以下ネタバレを含みますのでご注意ください。
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23 . May
『Rudolf The Last KIss』観劇して来ました。

ルドルフとマリーの愛の歌は別格ですねえ。惚れ惚れいたします。

個人的にお気に入りなのは、大公妃のステファニー。正妻の意地ってものを体現しています。個人的感情は抜きにして、皇太子とその妻の役割を勤め上げようと必死に努力するのがいいです。女の意地もあるんだろうなあ。
フランツ・ヨーゼフも見かねて「もっと優しくするように」とルドルフに苦言を呈すほど。あなたも人のことは(以下自粛)

去年だったかな、テレビでハプスブルク家の特集を放送していまして。
それを見ていたため、壤晴彦さんが演じられるフランツ・ヨーゼフはイメージにぴったりでした。何百年にも続く帝国を一身に背負わなければならない身。でも家族一つ守ることが出来ないでいる。その葛藤がにじみ出ていました。

ターフェにはもっと暗躍して欲しかったなあ。
「お前の運命は俺者」てな感じの歌が好きですv
絞首刑にされている人々を踏み台にしているのも凄いし。



13 . March
身毒丸観てきました!面白かったです。

グラインダーの火花が荒々しい。鉄が熱で溶けた匂いが漂ってきました。これが花火だと美しさと繊細さが見受けられるのですが、これから始まる物語のように命がけの火花が舞台上に降り注いでいます。
霧の中から姿を現す百鬼夜行のような人々。ここは現世か夢なのか。

歌詞がとても印象的です。懐かしの昭和歌謡曲風のメロディが泣かせます。カーテンコールのときに流れていた曲も物悲しくてよいです。カゴメカゴメの替え歌も好きです。

予習するのをすっかり忘れていたのですが、それが反ってよかったです。なぜあれほど母を慕い、その身が憔悴しきってしまうほどの想いを抱いているのかがよく分かりました。母親が地獄にいると聞いて、すんなり受け入れてしまうのが凄いなと。毎日お仏壇に手を合わせていても、天国に行けないのは悔しくないのかしら。
上手側だったので身毒丸の行水シーンどきどきしながら見てました。
純粋な母親への想いが、撫子の登場によって穢れていくと思い込む身毒丸。撫子への愛を認めたくないから、あんなに反抗していたのかな。全身全霊をかけての愛。

せんさく可愛かった~。身毒丸との絡みはオペラグラスで見てしまいました(オイ)嫉妬によって殺されてしまう無垢な魂に涙です。あんなに身毒丸を慕っていたのにね。身毒丸にしたら、自分の欲しい物を全て手にしているせんさくを許せなかったのでしょう。

撫子は妖艶。母として求められながらも、女として生きていく決意をするまでの葛藤が、狂気じみていて圧倒されました。撫子、花散る里、と聞いて源氏物語を思い出すのは、一応履修していた証しということで(汗)光源氏も母親を失い、義母を愛した人でした。貴種流離なのも程度の差こそあれ、身毒丸と同じかも。
愛する身毒丸に疎まれ、愛が憎悪に変わるとき女って怖いなあ。
「おかあさん!ぼくをもういちどにんしんしてください」という台詞は、撫子の望み全てが詰まっています。なんて愛。あの人の子を産みたいというのは分かるけれど、自分を生んで欲しいというのはなんて感覚なんだろう。

全てが無に帰るとき、男と女は再び出会う。

26 . February
『リア王』

イギリスって寒いよなあと思い出させる、もこもこの毛皮姿でみなさん登場。
この毛皮の下に傲慢さや強欲などが詰まってるんだろうなあ。

リア王の平幹二郎さん、安穏な老後を夢見ていたら育てた子に裏切られて。
気づいたときには全てを失い。孤独な老人に成り果てる哀れさに涙。

吉田鋼太郎さんのグロスター伯爵に涙涙。
高橋洋さんのエドガーとのやりとりは、切なすぎです。
池内博之さんのエドマンドからは、庶子としての苛立ちが感じられます。スキンヘッドが格好いい!
エドガーは嫡子としての気負いもなく、エドマンドにも優しい人だったのが裏目に出てしまい。
ドラマとしては、この親子の話のほうが濃いなと。エドガーもあんなに身をやつして放浪し、グロスターにいたっては、無残な仕打ちを受けて。エドマンドも最期には善人になろうとしました。

それに比べて、リアの娘たちは。
白馬に乗って登場したコーディリア。馬かわいいよ馬。あの甲冑姿は素敵です。
自分のコーディリアのイメージはもう少し儚げだけど、芯が強いというものでして。ちょっと違うかなあ。
救いの手を差し伸べてくれたフランス王は格好よかったですよ。
リーガンとゴネリルは夫がいる身でありながら。その隙に付け込むエドガーも悪いのだけれど。
悪役のお姉さま方は、悪に徹していて好きです(苦笑)きっとお前が男だったら…と言われつづけていたのだろうと妄想。その恨みは激しいでしょう。

山崎一さんの道化もよかったです。なんとか必死に慰めようとするところとか。
虐げられながらもひた向きに従うケント伯は、家臣の鏡。
リア王は決して孤独じゃなかった。
26 . February
青山円劇カウンシル#1 RISE! 『ウラノス』

円形劇場は観客席と舞台がとても近いため、俳優さんたちの表情までよく見えるので好きです。
ただ場所によっては背中しか見えないのがたまに傷。特に盛り上がるシーンだと辛いのですが。

村はずれの一軒屋。地質学的に珍しい土地だと、大企業から買取の話が持ち上がる。父親が失踪したこの家を守るのは姉妹の妹香依。もちろん売る気など無い。東京へと出て行った姉の朝子が戻ってきたことで、話は動き出す。庭の端にあった碑に隠されていた深い穴。そこに隠されていた村の歴史とは。

香依ちゃんを慕う金田君が可愛らしかったです。人の心がオーラの色によって分かる、という特殊能力の持ち主。本当の自分を隠してひたむきに生きる好青年。

学者役の俳優さん、何処かで観たことがあるなあと考えてまして。ネットで調べたら『コペンハーゲン』でハイゼンベルグ役を演じてらした今井朋彦さんでした。とても存在感のある俳優さん。人のいい学者さんかと思いきや、その裏に隠されていたのは私利私欲を求める浅はかな人間の姿。

弁護士さんは法の正義を下す人のはずなのに。一番権力と結びつきやすい場所にいる人でもある。上から人を見下しているのがムカツクなと。

三浦さん可哀想。ふと気配を感じて見上げてみたら。そうか、そういうことかと。この先生きていくのはとても辛い。

香依さんはこの先どうするんだろう。朝子さんは決意したみたいですが。朝子さんは東京にいただけあって、服装がおしゃれさんでした。朝子さんを慕う村役場の人、あの人は正しいことをしていたのに。弱者は常に強いたげられる。お金に目がくらみ、本当に大事な物を失ってしまう。
今の自分がよければ、それでいいのか。考えさせられる舞台でした。
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