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海外ドラマ(CSIシリーズ、LOST、HEROES/ヒーローズ、アグリー・ベティ等)のネタバレ感想をメインとしています。
29 . April
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31 . August
千葉市美術館で9月17日まで開催中の「都市のフランス自然のイギリス展」に行ってきました。

新聞の広告にミュシャの作品が載っていたので、ミュシャ目当てで行ったのですが、これが以外に出展数が少なくて残念でした。でもギュスターブ・ドレの版画がたくさんあったので良しとします。前期後期で作品の入れ替えがあるのですが、本の挿絵だったら後半部分が後期の展示となっています。
「神曲地獄篇」は、ゲリュオンの降下から地獄の最深部まで選び抜かれた五点が展示されていました。
自分の首を右手に握り、高々と掲げる裸身の男。彼を直視できないダンテは、ウェルギリウスに恐怖のあまりよりかかっています。この一枚怖いけどなんだか好きなのです。
失楽園やドン・キホーテ、王の牧歌まどの挿絵もあります。嬉しさのあまり、なかなか絵の前を動けずにいました。周囲にいた人ごめんなさい。

ピアズリーは「アーサー王の死」の挿絵がありました。
ランスロットが眠らされるシーンです。そういえばピアズリー挿絵のアーサー王が刊行されましたが、最後の一巻だけ買っていないかも…。
バーン=ジョーンズの「フラワー・ブック」からの挿絵は小作品ですが、大きさにかかわらず素敵でした。
「最愛の者よ目覚めよ」が好きです。アーサー王ぽいかなーと。

同時開催されている「若冲とその時代」展では、若冲の鸚鵡がまずはお出迎えです。
屏風や掛け軸に描かれた日本独自の風景に酔いしれます。松の緑がいいのです。
松村景文の「鮎図」、川を泳ぐ鮎が空中に舞い踊り、白い波しぶきが飛び散っています。画面全てを描かずに、しぶきの先を空白にすることで画面が際立っています。動の中にある静。

最後の若冲は、雷神図と海老図が好きです。墨で描かれたこの二作、ユーモラスな雰囲気があります。
海老は白黒だけど見ていて美味しそう。雷神はいたずら小僧って感じ。
なんだかんだで一時間半ほどゆっくり観ていました。
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28 . July
金刀比羅宮 書院の美 ―応挙・若冲・岸岱― (東京芸術大学美術館)に行ってきました。

こんぴらさんには二度ほど行った事があるのですが、書院は一度も行った事がありませんでした。
上野で見られる、招待券が手に入った、という幸運に恵まれて友人をお誘いしてみた次第です。

応挙の虎の間や若冲の上段の間を楽しみにしつつ、暑い上野の森を抜けていきます。
実物を見たことがなかったために、猫を参照したという応挙の遊虎図。精悍な様子がなく、丸まるしていて愛らしいのもまた良しかと。うう可愛い…。もちろんポストカード購入です。白虎が一番お気に入り。なんだか模様が豹みたいなのもいたのですが。でも可愛いなあ。

岸岱の柳の間が良かったです。
水辺に柳が生えていて、白鷺が遊ぶ。
柳はその枝を広げ、その高い幹は全てを描かずにあえて途中で切ることで、更に空間に広がりが感じられ、自分が絵の中の自然に入り込んだように感じられます。
うわー、いいなあ。
寝転がって下から見上げて見てみたい。
襖を開け広げて、風がそよぐ中で。

若冲の花丸図は、半分が複製でした。でもこんなに大きなカラープリンターがあるなんてと感動。
精密なところが若冲らしくて。もう少し遊んで欲しかった気もします。

富士の間の邨田丹陵、富士山図はもちろんのこと、富士巻狩図が格好良すぎです。
一目ぼれです。
狩る者と狩られるもののみが描かれていて、自然の風景などは一切なし。
逃げる鹿を追いかける狩装束の男たち。
遠くからも弓を構えてしっかりと狙っています。
馬も息を切らせ、口からいまにも泡を吹き出しそう。

襖を全て閉じて、この部屋で眠るのは難しいかも。

ズボンみたいなものに鹿の皮が使われていて、昨年の獲物を見にまとっているのかななどと思いながら、じーっと見ほれていました。腰につけているのは行縢(むかばき)というものだそうです。
受験のときに勉強した日本史の知識ははるか彼方へ(泣)
しかもポストカード買いそびれました(大泣)

一度見終わってから、虎の間と富士の間はもう一巡して名残おしくも別れました。

地下の展示室では芸大コレクションということで、歌川広重の名所江戸百景展が。
このときすでに閉館あと二十分ぐらいだったので、見学所要時間を見誤ったなと。
しかも一枚一枚べったり人が張り付いています。解説文もしっかり書いてあるので、しっかりと見たらかなり時間がかかります。
ざっと見てから、人気が少なくなったのを見て、冒頭部分からもう一度見直しました。
行った事のある場所が、江戸時代と現代では面影もないのが興味深かったです。
馬の脚の間から見たアングルで描くなんて(笑)
とても考えつかないです。

鑑賞後は行ってみたかったカフェに。
オレンジアイスティー美味しかったです。オレンジジュースが旨いです。
なぜだか友人と横並びの席に座り。他にも空いている席があるというのに(笑)

お茶のあとはこれまた行って見たかった元銭湯の画廊へ。
現代美術が展示されていたのですが、銭湯独特の天井の高さがいい感じです。
大きな作品も圧迫感を感じません。

アートな一日にお付き合いいただきまして、ありがとうございました♪
15 . June
Bunkamuraザ・ミュージアムで7月22日まで会期中無休で開催されている「プラハ国立美術館展 ルーベンスとブリューゲルの時代」に行って来ました。

暑い!!渋谷は何て暑さなんだ~と心の中で叫びつつ、美術館への道のりを歩きます。

フランドル派のバベルの塔、ポストカードも購入しました。淡い色彩で描かれていますが、塔の雄大さは見事なもの。
「サテュロスとバッコスの巫女といるシレノス」(ルーベンス:複製)これを見ると、酔っ払いの姿は洋の東西を問わずにみっともないものだなあと。若い者に支えられている泥酔した老人。
戒めのために飾るといいかも(苦笑)

「カエサルの凱旋」では略奪した宝物を掲げて、勝利を祝う人々が鮮やかな色彩で描かれています。
日の光を浴びて光り輝いている。これこそ勝者。

ルーベンス(工房)のキリスト哀悼では、キリストの額に突き刺さった茨の棘を、聖母マリアが抜いてあげている仕草に胸を打たれました。

「浜辺の魚介類」リアルすぎてなんだかグロテスク。食べたくないな…。エイが裏返っているのが何とも言えず。

「歯抜き屋(にせ医者)」は悶絶している患者に、とても医者に見えない偽医者。机の上に幾つも並べられた怪しい歯科器具、抜糸の様子を見物する人々。俺もああやって歯を抜かれたんだぜ、という感じで自分の歯を他人に見せている男。なんだか笑ってしまいます。

グッズ売り場では、美術展に関するものだけでなく、チェコの特産品なども販売されていました。
12 . June
たばこと塩の博物館にて7月1日まで、企画展開催中の「風俗画と肉筆浮世絵」展に行ってきました。

入館料は百円。建物の四階が企画展、三階から一階はタバコや塩に関する展示になっています。

企画展に展示されている作品も、塩やたばこに関するもの。
作品の脇だけでなく、ガラスケースにも解説文があるので、見やすくなっています。
オランダ人やアイヌの人たちを描いた作品もあり、興味深かったです。



01 . June
国立西洋美術館で8月26日まで開催中の「パルマ イタリア美術、もう一つの都」展に行ってきましたよ。

この前行ったイタリア系の美術展が、期待していたよりも出展数が少なくがっかりしたのに比べて、パルマ展は満足できました。可愛いいマリア様が多かったです。聖カタリナの絵も結構な点数がありました。
人気のあった聖人なのかしら。聖ルチアは可愛い顔して、目玉の載ったお盆を手にしています。最初は何事かと思いましたが、ルチアには光の意味があり、眼病の守護者だから目玉を手にしていたのです。

ラッタンツィオ・ガンバラによる「アポロ」はかなりイケメンに描かれていて、イメージにぴったりです。
その不敵な笑みが何人の女を泣かせたことか(苦笑)

ポストカードも数点購入。売店の男性のスマイルぶりに、仕事で見習うべきことが多いなあと思ったり。
そういえば、やたらと「作品に触らないでくださいという」注意書きが目に付きましたが、誰か触ったのか!?
勘弁してください…。これで海外の美術館が作品の貸出を渋ったりしたら(泣)
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