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海外ドラマ(CSIシリーズ、LOST、HEROES/ヒーローズ、アグリー・ベティ等)のネタバレ感想をメインとしています。
03 . May
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19 . September
弥生美術館にて24日(日)まで開催中の「伊藤彦造 追悼展」に行ってきました。

平成16年に御年百歳にて亡くなられた伊藤彦造さん。
非常に厚く濃い人生を送ってこられたんだな、とこの展覧会を見て思いました。

そのエピソードは数知れず。
体が弱かった彦造を哀れに思った父浅次郎。
なんと芸者遊びをさせてあげます(笑)そして、彦造は舞歌の師範代にまで上り詰めてしまうと。
伊藤家の祖先は、伊藤一刀斎。一刀流の達人でした。
父浅次郎は少年彦造に真剣を用いて、その極意を教えます。
薄皮一枚のみを斬り付け、武士道の心を伝える。
そこに親の愛情を感じるそうです。凄すぎ・・・。
1932年には自分の血で「神武天皇御東制の図」という絵を描いたり。
愛国心からだそうですが、激しいですわ。残念ながら、実物は現存していません。
写真のみとなります。
ケント紙が欲しくて、当事の金額で家がニ、三軒買えるほどのお金を出版社から工面してもらったり。
イギリスから輸入するのに、まとまった量でないと購入できなからだったそうです。
それに丸ペンで描くと。
構成がユニークで、映画のワンシーンを切り抜いたような挿絵です。
時代を考えると、かなり斬新だったんだなと。
しかも皆、美男子ですよ。彼等が戦う場面は、エロスとタナトスに満ち溢れております。

図録はなく、ソフトカバー製の伊藤彦造集のような本が販売されていました。
一般の本屋さんでも購入可能なものです。三千円ぐらい。
自分は1997年にワシントンで開催された個展の図録(モノクロで冒頭に数ページカラーあり)を買いました。
こちらは千円ほど。半分ほど対訳がついています。気に入った絵がかなり収録されていたので、満足しています。
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04 . September
横浜美術館で9月20日水曜日まで開催中の日本×画展(にほんガテン!)に行って来ました。

お目当ては松井冬子さんの作品です。
じーっと見ていると、闇に引き込まれていくかのような錯覚を覚えます。
綺麗なんだけど、だんだんと不安になってくる。
日常の向こう側に行ってしまう感じ。

「浄相の持続」「切断された長期の実験」の下図、これまた鉛筆の線に惚れました。

小学生向けに裏面に感想を書けるようになっているポストカードが、各作家さんごとに置いてあります。
松井さんのは「世界中の子と友達になれる」という絵が使用されていました。
こっそーり頂戴。しかし、この絵の感想って非常に難しいと思うのだが。
こどもたちがどんな事を書くのか、ちと興味があります。

グッズ売り場で、ポストカード、クリアファイル、Tシャツを販売してました。
Tシャツには作家さんご本人の写真(雑誌DUNEの表紙と同じ)が使用されてます。
初めて拝見したのですが、美人さんですね~。
ポストカードを三種類購入。「夜盲症」のクリアファイルは怖くて挫折。夢に出そうですよ・・。
グッズはオンラインショッピングでも購入できるようになっています。

しりあがり寿さんの「オレの王国、こんなにでかいよ」、展示室に自分だけだったのでニヤニヤニヤしっぱなしでした。
一人とはいえ、作品を見上げるときには口を閉じて置くように気をつけながら。
余所見していると、橋から落ちそうになるし。
「通風孔」からは風が吹き出してて、紙がびらびらしてるし。
細かいとこまで笑えます。

小瀬村真美さんの作品は映像インスタレーションというもの。
なんか田舎の和室の暗い部屋をイメージした感じ。
「呼び水」が気に入り、畳に腰掛けてぼーっと見てました。
水の音も気持ちいいしね。
「櫛」は怖い。鏡の中で女性が髪を梳くって映像、「リング」にありましたなぁ。
しかし怖い。

当日は美術館のエントランスホールで映画撮影が行われていました。
同じシーンを何度も取り直していたようで
「殺ってやる!」
「死ね!」
「ぐぅあ~」
という男性の声が館内に響き渡り、上半身裸で背中に刺青のある男性が二人見えました。
視力が悪いので、誰だか分からなかったのが残念。
撮影を上から見ていても大丈夫そうだったけど、その後に友人と約束があったので引き上げました。
ご迷惑をおかけしました、ということで美術館から次回企画展「アイドル!」の無料招待状をいただき、ラッキーでした。

中華街にて友人と合流。
新しくできたという、「辣」というお店に行きました。
四川料理のお店です。お店独自の辛い発泡酒があり、後味がぴりりとします。
チリビールだっけ、輸入物の辛いビールよりもしっかりした味です。
麻婆豆腐は辛さが五段階。三番めで、けっこう辛いです。一番辛いのはちと無理でした。
Sサイズを二つ頼み、辛さの違いを堪能しました。
友人は今ごろマチュピチュにいるはず。ナスカの地上絵も見るとか。
いいなー。
21 . August
8月27日(日)で終了する「若冲と江戸絵画展」(東京国立博物館)に行って来ました。
金曜の夜間開館時に行ったけど、混雑してました。やはり終了間際に行くのはダメですね。
常設展はゆっくり見られましたけど。こちらにも若冲の作品が展示されてます。円山応挙の作品もあるし、特別展にも関係している作品が見られる常設展はお薦めです。

特別展ですが、7時ごろ入館し約一時間ほどで出てきました。
ガラスケースに一番近いところは、歩みが遅々として進まないため、一歩後ろに下がり人の頭の間から作品を鑑賞する感じです。じっくり見ていたら、一時間では足りないかも。
若冲の作品群は特に人だかりが。
「鳥獣花木図屏風」は奥まった所にあるので、渋滞が特にひどかったです。
看視員さんが「大変混雑していますので、立ち止まらずにご鑑賞お願いします」なんて事を叫んでました。
大変ですわ・・。
「紫陽花双鶏図」はポストカード購入。じっくり見られなかったのが残念です。
「鳥獣花木図屏風」は千葉市美術館に行ったときに、ポストカードとボールペンがセットになっている物を見つけて、それを購入してました。このセット、東博では見かけなかったなぁ。

ガラスケースなしで、光の効果により絵の表情がどのように変化するのか体験できるのが第四室。

金箔を使用した屏風は、オレンジ色の光のときに、黄金色が一番良く映えて見えました。
蝋燭の明りの元で見るのが、一番綺麗に見えるのかなと。
白い色、白熱灯の明りだと、色が飛んでしまいます。

雪景色など、白い色を多く使用している屏風は、やや薄暗いほうが白色が映えて見えます。
冬の日は陽射しが暗いから、その中で鑑賞するのに適しているのかな。

じーっと立っていないと移り変わりが分かり難いので、時間に余裕がないと楽しめないですね。

長沢芦雪の「白象黒牛図屏風」は少し前に「な○でも鑑定団」で紹介されていて、見てみたいと思っていた作品。テレビで見るよりも、本物の方が何倍も良かったです。屏風にはみ出すほどの大きさで描かれた白象と黒牛。その体と大きさに対照的な、小動物が書き添えられています。
白象にはカラスが。黒牛には白い子犬が。この子犬がまたデレンとしていて、可愛いのです。
この作品はポストカードが見当たらず・・。残念。
15 . August
千葉市美術館にて8月27日(日)まで開催中の「イギリスの美しい本」展に行って来ました。
初めて行く場所だったこともあり、到着するまでにやや疲れました。
曇り空で涼しかったというのに。体力の衰えを実感します。
京成千葉中央駅から一本道を歩いて、十分ほどの距離なんですけどね。
美術館は千葉市中央区役所の建物の7、8階になります。
駅から表示が出ているので、迷う事はありませんでした。

ウィリアム・モリスをはじめとした本の装丁、ブレイクやターナーによる挿絵を鑑賞するというこの企画。

ウィリアム・ブレイク挿絵の「夜想」第四夜では、さわやかさ全開のイエスが登場。
なんか微笑ましいです・・。刊行が1797年ですが、かなり綺麗です。

トマス・マロリー著、挿絵オーブリー・ピアズリーの「アーサー王の死」が見られて感激です。
筑摩書房から現在「アーサー王物語」として刊行中のシリーズ最終巻に該当する作品なので。
展示されていたものは、1893-94に刊行されたもので、すでに茶色い染みがそこかしこに。
でも、文字と挿絵の黒いインクはかすれることなく鮮やかです。
分冊のものは、触っただけでぼろぼろと崩れ去りそうな感じ。

装丁を見るでけでなく本文もついつい読んでしまうので、一作当たりの鑑賞時間が長くなってしまいました。
ただでさえ英語は苦手なのに、古英語なので更に理解しづらく(汗)

最後の方では現在のイギリス製本装丁家協会「デザイナー・ブックバインダーズ」の作品が展示してあります。
フランシス・コヴェントリー著「子犬のポンピィ」の装丁(松野有子)がめちゃ可愛いかったです。
「それに触らせてくれぃ!!」と叫びたくなるような。函には、子犬のあのふわふわ感を表現した人造毛皮があしらわれています。本そのものには、裏表紙に子犬の尻尾のような「ちょこん」としたふわふわがついているのです。

ウィリアム・シェイクスピア著「ハムレット」の装丁(フィリップ・スミス)は、鬼気迫るものが感じられて、部屋に置くのはちょっと怖いかなーなんて。表紙が幽霊に憑かれたかのようなハムレット。裏表紙は幽霊として現れたハムレットの父。

図書館では場所を取ってしまうので、とても所蔵できない本ばかり。
一手間かけて本を芸術作品の粋まで上げてしまうのは、本当に本が好きでないとできないですね。
08 . August

目黒にある東京都庭園で、10月1日まで開催中の「旧朝香宮邸のアール・デコ」展に行ってきました。
月曜限定で庭園にある茶室「光華」が公開されています。
残念ながら実際に上がることはできません。しかし、椅子に座ってお茶がいただけるスペースがある茶室なんて珍しいなと感心しました。池に面しているので、蚊除けのベープマットがちゃんと置いてありました。蚊に刺されやすいので、これには拍手!扇風機で風通しをよくしてあるので、そんなに暑苦しくは感じませんでした。

チケットを購入するときに、美術館の正門横にあるカフェ「酒茶(サーシャ)」のお茶orビール料金込みのチケットを薦められました。3時以降にビール、またはコーヒーかお茶がいただけるそうです。入館料に二百円プラスするだけなので、かなりお徳です。
利用は購入当日に限らないそうなので、近所だったら使い勝手がありますね。
残念ながら、私たちは入館のみのチケットを購入。

六時まで開館しているので、五時ごろ入館。
じっくりみて、丁度一時間かかるぐらいです。
先に茶室を見ておいたのですが、閉館間際になると見張りの方たちから「茶室は見ましたか?」と声をかけてもらえました。
特別企画として、一部の部屋でフラッシュナシ・三脚ナシでの写真撮影が可能です。
けっこうバシバシとデジカメで撮影しました。
ラジエイターカバーとか、部屋の照明など細かいところの装飾がこってるんですよね。
アンリ・ラパン作の壁画が修復された、小客室はいままで非公開でした。
旧大客室の隣にある、白色が印象的な香水塔の脇にある部屋。
うっかりすると見逃してしまいます。
ダークグリーンの部屋で、非常に落ち着いた感じ。
鬱蒼とした庭の木々に囲まれ、静的な時間が流れています。

いつもは特別展開催のときについでに見ていく感じなので、お屋敷をじっくりと見て「こんな家に住んでみたいよう!!」と改めて思いました・・・。
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