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海外ドラマ(CSIシリーズ、LOST、HEROES/ヒーローズ、アグリー・ベティ等)のネタバレ感想をメインとしています。
11 . May
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29 . November
上野の森美術館で12/25まで開催中の「GUNDAM 来るべき未来のために」展に行って来ました。
「アート・オブ・スターウォーズ」展などでは、映画製作のために創られたイメージイラストや衣装、プロップが展示されていましたが、「GUNDAM」展ではガンダムから影響を受けた現代美術の作品が展示されています。

正直、初代ガンダムは幼い頃に見たのでアムロやシャア、ララア、ニュータイプ、一年戦争、コロニー落としなどの単語は漠然と記憶にあるのですが、それを全て理解できるほど大人ではありませんでした。
そんな自分でも足を運んでしまうので、やはり強烈な思い出なんです。

個人的に惹かれたのは、新聞などでも紹介されていますが会田誠氏の「ザク」、小谷元彦氏の「胸いっぱいの愛を」。あと「ピキピキーン」も好き。ニュータイプが通じ合う時に出るアレです。製作者名忘れました。すいません。

「胸いっぱいの愛を」は全体像でのポストカードが欲しかったなぁ。残念です。
積み上げられた兵士の遺体と骸骨の山山山。腐敗の様子がリアルです。
西尾康之氏の「crash セイラ・マス」。なんかもうまず大きさで圧倒。セイラさんでかっ。
四つんばいになっているのですが、腹部は鏡で見られるようになっています。
そこに小さな椅子があるのは、モビルスーツのようにセイラさんを操作できるということなのかしら。
一周ぐるりと回ってお尻の方からセイラさんを見るのは、同性からしても何だかやましい気持ちになってしまいます。

ニュータイプ発見機(正式名称覚えてません。ごめんなさい。)があったのですが、土日祝日しか体験できないようです。一次試験、二次試験があります。一次試験はESPカードなど利用して、選考されるようです。
開発者はポストペットなども手がけている八谷和彦氏。友人と一緒に参加することもできます。
ちょっとやってみたいかも。
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29 . October
上野の国立西洋美術館にて12/11まで開催中の「キアロスクーロ ルネサンスとバロックの多色木版画」展に行ってきました。

"キアロスクーロ"はイタリア語で明暗を意味する言葉だそうです。もとをたどれば、ドイツで発明された木版画の技法。同系色の版を重ねて、陰影を表現しています。
なので、同じ版で違う色彩の物が見られるのですが、年月を経てもとの版が痛んでしまいかすれてしまっているのも時代を感じさせます。線が荒くなってくるし。

ポスターやチラシでも使用されている「聖ゲオルギウス」(ハンス・ブルクマイアー 父)では、鶏の皮の微妙なブツブツ感が上手くでています。

木版画を目当てに行ったのですが、ラファエロが原画を描いていると知りビックリしました。
好きなんですよ。ラファエロの絵。でも本人の描く絵の雰囲気とは、やはり別物でしたが。
テイツィアーノも原画を手がけています。

木版画の陰影を勉強するための手本として利用された作品が飾られていました。

「頭の禿げた男」

笑っちゃいけないけど・・。笑えます。光の当たっているところは、輝いています。
うーん、モデルさんも後の世までこんな目に合うとは思わなかっただろうに。

大作はカエサルの凱旋。一枚ずつ額に入っていますが、連なっている状態で見たいものです。

同じ木版画という点からすると、日本の浮世絵は目から鱗が落ちる思いがします。あの色鮮やかさ。
構図の大胆さ。ゴッホなどの画家に影響を与えたのも、納得できます。
今まではいまいち良く分からなかったのだけど。

図録を購入するつもりでいたのですが、販売はナシ。ポストカードもありませんでした。残念。

常設展の二階版画素描室では「ローマの景観:ピラネーのまなざし」展が見られます。
ジョバンニ・バッティスタ・ピラネージ(1720-1778)という、ローマ教皇のもとで建築家として「ローマの景観」「ローマの古代遺跡の景観」などの銅版画の連作をてがけた人の作品です。

前半に展示されているのもにはイタリア語で、後半のはフランス語で、版画に描かれている建物の説明文が添えられています。日本語の対訳はほとんどついていません。全体の一割あるかないか。
絵にABC・・と記入があるので、読めなくてもついつい本文と付け合せてしまいます。
以外にじっくりと見てしまいました。目がしょぼしょぼ。

来年の1月10日(火)から30日(月)は、常設の展示替え及び、改修工事があるそうです。
年に数回も行っていると常設展も見慣れてしまうので、展示替えは楽しみです。
24 . October
上野の森美術館で10月30日まで開催中(会期中無休)の「シグマー・ポルケ展 不思議の国のアリス」に行ってきました。
シグマー・ポルケはドイツ人の画家さんです。
個展名に「不思議の国のアリス」と入っていますが、アリスに関する作品は一点のみです。
大型絵画が多いので、館内は混雑している感じはしません。
ゆっくりじっくり観られます。

二階に展示されている「魔方陣」シリーズが好き。
縦の列、横の列、斜めの列、の数字をそれぞれ足していくと、同じ数字になるのです。
それを1から順番に線で結んでいるのですが、不思議に法則性のようなものが見えてきます。
じっくりたちどまって、計算をしていた変な女は私です(^0^;;
惑星の名前が作品ごとに付けられているのですが、月(これは衛星ですね)なんかは縦9列、横9列で計算が追いつかずに断念しました。悔しい・・。ポストカードになっているかと期待したのですが、ありませんでした。

二階から下りると、もう一つ展示室が。
その中では「メネラオスの夢」シリーズがいいです。
メネラオスは「イリアス」に出てくるスパルタの王。トロイアの王子パリスに、自分の嫁で絶世の美女ヘレネを奪われてしまった人。
あとは「赤い砂」(すいません。タイトルうろ覚えです。)とか。
赤い絵の具が渦まいていて。流砂のようで。

ホーム・ページで、二百円の割引券が印刷できます。前売り券と同じ金額で入館できるので、便利です。
21 . October
原美術館で11/6日(日)まで開催中の「やなぎみわ 無垢な老女と無慈悲な少女の信じられない物語」に行って来ました。
昨年の香川県にある丸亀猪熊弦一郎美術館での「やなぎみわ 少女地獄極楽老女」(2004年7月25日-9月12日)は気になりつつも遠征できなかったので、東京で見られてラッキーという感じです。

東京での出品作は、約半分が香川での個展でのもの、残り半分が新作だそうです。
この原美術館、品川駅の高輪口を出ててくてくと10分ほど歩いたところにあります。
私が持っていた地図が古くて、交差点の表示名が異なっていたため少し通りすぎてしまいました。
閑静な住宅街の中にある美術館です。建物自体が変わった作りで、メインの展覧会のアーティストだけでなく他の現代美術のアーティストの作品も飾られています。気をつけないと通り過ぎてしまうので注意。

奈良智友の創作部屋なんかは秘密の小部屋みたいで可愛かったです。ちょうど正面にある窓に、庭の木の緑がすっぽりとはまって、白い壁によく映えていました。丁度落ち着く広さ。

時間が無かったので立ち寄れなかったけれど、カフェもいい感じでした。
この時期オープンテラスの席は気持ちが良いです。
庭にある彫刻を見るにはこのカフェを抜けなければならず、やや気後れしてしまいます。

本題。ギャラリー1に流れているビデオ「砂少女」。黒い天幕の中にあり、そこから映像を眺めるという感じになります。映像の中に出てくる「手」を、実際に天幕に入ってきた人が自分の手だと思って、慌てて引っ込めたのには内心笑ってしまいました。ああ、なるほどって。

この砂女のイメージは、受け付けホール、二階のギャラリー4の写真でもギャラリー5のビデオでも繰り返されます。ビデオを見るのが一番分かりやすいかなと思います。日本語吹替え版と日本語字幕版があるようでした。
安部公房の小説で「砂の女」というのがあったけど、この作品とは雰囲気が違うかな。

ギャラリー2ではグリムやアンデルセン童話などをイメージした写真が展示されています。
数日前にデビッド・リンチの「ツイン・ピークス」のサウンドトラックを聞いていたからか、あの雰囲気にぴったりだなーと。体は少女なのに、老女の仮面を被っているアンバランスとか。

「ラプンツェル」天井から垂れている長髪を見て、「アダムス・ファミリー」に出てくる髪の毛だけのモンスターを思い出してしました。ごめんなさい・・。
「シンデレラ」この話は、ガラスの靴に入らなかった姉妹の足をちょんぎってむりやり履かせる残酷なシーンがありました。その写真版。少女のにやりとした笑みが怖いです。
「兄と妹」部屋の中に森。妹はオフィーリアみたい。なんだか気になってしまった作品。
「白雪」姫と老婆見分けがつかない。それって凄く怖いことかも。

まだまだありましたが、このへんで。
16 . October
東京芸術大学美術館で9月27日から10月23日まで開催中の「台東区のたからもの-寺社所蔵の文化財に見る歴史・文化」展に行って来ました。
前期と後期で展示品の入れ替えがあります。10月12日からは後期。
ちなみに自分が行ったのは10日なので前期になります。

展示品が一番多いのはやはり浅草寺関連。
あと板碑も実物が十数点あります。
一番感動したのは「一編上人行状図版木」(前後期展示)。細かいです。当たり前なんだけど、文字も全部逆。
一緒に行った友人と「途中で飽きたり、失敗したら、この版木燃やしたくなるよね」とバチ当りな事を話してしまいました。摺本展示もあります。ガラスに遮られて遠くに飾られているので、じっくり見られないのが残念。
オペラグラス持参じゃないと無理。一時期オペラグラス持参で美術館に来ている人たちをよく見かけたのですが、最近はいなくなったようで。

美術館の三階では「退任記念 堀越保二・手塚登久夫展」(会期:10月6日-10月23日)を開催中でした。

堀越氏は日本画の人。鳥と貝殻が印象的な絵です。
季節は秋、冬。車窓から見た田舎の田園風景に鳥が飛んでいるという感じ。
自分には田舎がないのですが、記憶の何処かで見たことがあるような既視感。
海辺に落ちている貝殻はあまりにも白くてすべすべしていて、自然なのに何処か人工的なものを感じる事があります。何もない地平線に白い貝殻が描かれて、不思議な世界にひきずりこまれます。

手塚氏は彫刻家。梟がとても印象的です。連れて帰りたいぐらい。
質感の違う石を組み合わせた彫刻がいいなと。すべすべとざらざらと、黒と白と。
手塚氏の彫刻については美術館陳列館で「石の思考;手塚登久夫と芸大石彫」という作品展が同期間開催中。卒業生の方たちの作品も展示されています。
何か独特の匂いがして、なんだか懐かしいこの匂いは・・と思っていたら香取線香でした。
芸大って木が鬱蒼と茂っているから、やぶ蚊が多いんですね。受け付けの方、犠牲者でしたか・・。
中庭のような所ではカブト虫やクワガタの彫刻が。虫キング好きにはたまらないかと。
陳列館の一階にあった「ケーロインの羽翼」(大理石)がお気に入り。自分の家が西洋のお屋敷風だったら、欲しいです・・。
二階に上がると「僕のビーナス」(御影石)なんかは友だちが持って帰りたいと言ってました。
石だけど丸みがあってふっくらして可愛い感じがします。「徒歩」(大理石)は赤ちゃんの上半身の作品。
赤ちゃん独特のお腹や背中の肉付きのよさが素敵。触りたくなります。
「White」(大理石)は、一見すると普通の少年の像。しかしよく見ると、洋服についているのは全て耳。
少年が手にしているのも耳。台座にも耳耳耳。じっと見てると怖くなります。
「Button」(大理石)はそのまま大きいボタン。トカゲと花の模様が入っているのがいいなぁ。

彫刻をまとめて見る機会はあまりないので満足しました。
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